明花のヴァイオリン弾き方講座♪

ゆっくり美しく弾きたい

最近、メールでご質問をを頂きました
それは、ゆっくりと美しく弾くには、どのような練習が効果的かということです。

難しいパッセージをどのように練習するかということは、
いろいろなところで述べられているけれど、
ゆっくり美しく弾く練習というのはどこにも触れられていない・・・
けれどいろいろな名曲をみると、ゆっくり美しく弾くだけで聴かせるものが多い。

このような内容を寄せて頂きました。
確かに、ヴァイオリンの小品には、ゆっくりと美しく、
またその流れを楽しむものが沢山あります

これは、コンチェルトばかり練習していると、
特にお子さんは気付かない部分かもしれません。

けれども、ヴァイオリンを楽しむ大人にとって、
何でもないようなメロディーを美しく、表情豊かに弾くことはとても大切な事であり、
醍醐味であると言っても過言ではありません



ゆっくりと美しく弾くには、いくつかの要素があると思うのです。

1.まず、ロングトーン(ソンフィレーともいいます)を練習しましょう
音色のきれいな方は欠かさずやっておられますね。理想の音が出るまで毎日毎日・・・

はじめは、四拍から、一弓30秒ぐらい持つようになれば素晴らしいと思います。
音階を一音一音伸ばして弾きます

2.つぎに、レガートを心がけて下さい。
これもロングトーンの際に、弓の返しに気を配ります。

3.呼吸、息づかいが大切です。
頑張っている状態のとき、のどで息を止めていたりすることがありますね、
そうすると、ヴァイオリンの音も、硬く詰まった音になってしまいますが、
歌と同じようにその場に即した呼吸ができれば、
身体の力が抜け、楽な状態で伸びやかな音が出ます。
これも、ロングトーンの際に、
深呼吸を取り入れて落ち着いて弾かれるようにすると良いと思います。

4.音色は左手でも作ります
ヴィブラートが音色や、音の起伏まろやかさフレーズの構成に欠かせません。
一音のうちにも起伏があり、ヴィブラートをゆるやかにかけたり、
振幅を大きく速くかけたりすることで音色、フレーズが変わってきます。
この辺から、楽曲に対するアプローチをしていきます。

5.弓は、圧力とスピードです。
この、圧力を自由自在に操ることができれば、
先ほどの起伏も思いの通りにできるわけですが、
思いの通り動かすには、
今はこの音のためにこれだけの重みをかけ、何センチ使うか、
起伏をつけるためにどのぐらい弓の速度を増やすか、
弓はどのくらいねせるかといった、計算も必要です。

計算をしながら、音楽を感じ、フレーズを実現していくのです。
この圧力が、いちばん難しいところですが、
自分の意図するニュアンスになるまで、曲とじっくり向き合い、
今何が足りないのか、
では次はどうすればいいか考えていくと良くなっていくと思います

6.わたしが、恩師に教えて頂いたこと。
手は、肩からはじまってると勘違いしてないかい?実は肩甲骨なんだよ。
肩甲骨、上腕の側筋、この部分を使って弓を弾くんだ。そうすると、鳥の羽のように弾ける。
手先で弾くと音色が硬くなり失速してしまうんだ。

この言葉のおかげで、2年間弓の動かし方を訓練し、
劇的にやわらかく、遠くに響く思い通りの音が出せるようなりました。
このブログでも何度か書かせて頂いていますが、
本当に何年も悩んでいたことが解けるような思いでした

ぜひ、この動かし方をとりいれてみてください!



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アップで静かに入りたい♪

久しぶりの更新になりました。マイペース更新ですがよろしくお願いいたします

では早速ですが、まずこの楽譜を見てみて下さい。




Eine Kleine Nachtmusik, K. 525




皆さんよーくご存知の曲ですね

この曲の黄緑の矢印部分に注目して下さい。

ここは急にピアノになり、先弓からアップで静かに入りたいところですね。

けれども難しいところです。
気をつけないと、それまでのフォルテで勢いあまってガツンと入ってしまったり、
元弓から先弓の用意が間に合わないで、弓がはねてしまったり、
頑張って用意したけどアクセントがついちゃったり、
いろんなことが起きる場面です。

すべてのカギをにぎる「先弓の用意」が今回のテーマです

まず、アップとアップの間に休符、ここでは4分休符がありますね。
この休符を大切にしましょう。

あわてて先弓に戻さずに、
4分音符を弾くのと同じように4分休符も同じ時間をかけて弾いてくる・・・
(もちろん少しだけ空中で弾くのです
このとき、指でつかみ上げたりせずに、上腕の側筋で持ち上げます

そして今まで弾いてきたつもりでスッと弦に戻しすぐに次のアップを弾くのです。

この空中で弾くこと(エアヴァイオリンですね)を練習しましょう
上腕でもちあげながら弦スレスレの空中での全弓の練習です。
2拍から4拍程で、適度な早さでダウンとアップを繰り返してみて下さい。
長くやる必要はありません。
疲れてきて、手先に力が入るようでしたら、また次の日練習しましょう

もうひとつは弓の入りです。これは意識しないほうがうまくいく場合もありますが、
受験時代の友達が興味深い練習をしていました
それは、根元数ミリのダウンと、先数ミリのアップを交互に弾くというものでした。
根元から先まで、あるいは先から元まで行く間は弧を描くようにしていました。
根元の時はG線開放弦、先はE線開放弦で弾いているのを見ましたが、
その逆も練習になると思います。
これを、取り入れてみると、弓のバランスを感じたり、
先や元から安定して入ることができました。

皆さんもぜひ試してみて下さい



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フォルテシモよりピアニッシモのほうが難しい!

フォルテは思うように音が出るようになってきたけれど、
ピアニッシモの(とくにオケなどのとても弱い)音を弾く時、
音がうまく安定しないことはないですか

緊張感により音がテン・・となることもあるのですが、
ここでは弾き方の話をしたいと思います。

浮かした音で淡くやわらかく弾きたい

まず、フォルテを弾く時よりも圧力を軽減すると弱くなりますね。
それを、どこを使って弱くするかが問題なのです。

急にピアニッシモがやってくると、
反射的に親指中指または人さし指でつかみ、上げて弾いてしまうことがありがちです。
そうすると音は通らないボソボソとしたかすれた音になってしまいます
手のほうもどんどん硬くなり、肩にも力が入ってしまいますね。

そこで、指はつかまないで、
二の腕の側筋で弓の重みを支えるようにして、圧力を軽減します。
この弾き方だと、ピアノでも重さのある音(上滑りしてかすらない音)を実現できます

曲の中にこの弾き方を反映するには、やはり練習が必要ですね。
この方法でロングトーンを弾くようにしてみて下さい

これでオケのピアノ部分やソナタなどのピアノ部分を、淡くやわらかく弾く下準備ができます。
みなさんもぜひ挑戦してみて下さいね


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初めて弦を張り替える方へ

ヴァイオリン弦の張り方は、コツさえ押さえれば難しくありません。
ぜひ自分で替えてみましょう

全ての弦を張り替えるときは、1本ずつ替えていきましょう。
いっぺんに全弦緩めると、こまが倒れてしまうので、これだけは気をつけて下さい。
弦を替える順番はE線-G線-A線-D線の順に替えるのが望ましいです。
急激な張力の変化に対応するよう、各弦半音ほど下げて、楽器を慣らしておきましょう

では張り替えてみましょう
まず弦を様子を見ながら緩めてはずします。

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はずしたら、普段拭けないような駒の部分や、糸巻き、糸巻きの穴などを綿の布で磨きます


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そして、糸巻きの楽器と接する部分にコンポジションをチョンチョンとぬって、
糸巻きの穴に差し込みまわしてなじませます。

コンポジションは糸巻きや、糸巻きの穴の余分なすき間を埋めて、程良く止まりやすくしてくれます。
もし、動きにくいようでしたら、上からチョークをぬってみましょう


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次に駒と上駒に鉛筆を塗っておきます。これは弦の摩擦を軽くし弦の痛みを防ぎます。


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さて新しい弦を張りましょうまずアジャスターにボールの部分を引っ掛けます。
ループエンドのアジャスターを使っている方は、ループエンドのE線を購入し、ループの部分を引っ掛けます。
A線D線G線にアジャスターをつけていない場合は、テールピースの穴から直接引っ掛けます。


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糸巻きを差し込んで、弦の先端を糸巻きの細い穴に入れます。このとき、1cmほど突き出るようにします。
そして、その1cmの部分を外側へ折り曲げておきます。



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横に折った1cm部分を押さえるようにして弦を巻いていきます。
巻き方はなるべくすき間を空けず、内から楽器の外側へと巻いていきます。
弦が重なったりクロスした状態で巻くと、すぐ切れてしまう原因になるので注意しましょう



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ある程度巻けたら、弦を駒の溝に乗せます。
E線の場合は細い分、溝にくいこんでいくので、保護をしてくれる付属のチューブを付けましょう。

このとき駒より弾く部分へはみ出すと音が悪くなりますので、ギリギリに付けます。
楽器屋さんに、駒自体にカバーをかけてもらうのもいい手です


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そして、最後まで巻き終わりましょう。
糸巻きが止まるように少しずつ内に押し回して下さい。
弦が内側の木の部分に当たらないように少しでもすき間をあけるようにします。



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他の弦も同じように張ってみて下さい。G線とD線は対称に張ります。
全て張れたら、チューニングをしましょう
最初は音が下がるので、何度も上げないといけないです。
その間に駒が引っ張られて前へ傾いてくることがよくあります。
そのときは下の写真のようにして駒の山を垂直に下ろすと、楽器に対して90度になるように、必ず直して下さい。
駒を直そうとして倒してしまうこともよくあります。
テールピースの下の部分に布を入れて、倒れても傷がつかないようにするといいですね。
だいたい3日から1週間で落ち着いてきます


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いかがでしたか
一度張れるようになると、わざわざ楽器屋さんにもっていかなくてもいいので、
ぜひチャレンジしてみてほしいと思います


小さいお子さんは指に力がまだないので、スチール弦を使ってもらいますが、
大人の方にはナイロン弦(新素材弦)がオススメですね。
スチール弦に比べて音色が良く、音がよく響きます
ナイロン弦(新素材弦)もたくさんがありますが、
これはいいなと思うものをわたしのショップにも置いています。
よろしければこちらもご覧になって下さい


arco e pizz.
http://arcoepizz.ocnk.net/


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レガートの練習

弓をアップやダウンへ返す時、思わずアクセントがついてしまったことはないですか

弓を返す時に歯切れよく切り返す奏法があります。
これはデタシェといって一番よく使う大事な奏法です。

このデタシェについては、また改めて書きたいと思いますが、
今日はレガートについて練習方法を記したいと思います

レガートとはなめらかに弾くこと。。。
とくにヴァイオリンでは、ダウンからアップへまたはアップからダウンへ弓を返す時、
音をつなげてなめらかに返す練習をします。

まず、開放弦で同じ音を4回ずつ弾き、弓を返すとき、とぎれていないかよく聴きます。
下記の2種類の弓の位置で練習しましょう

●先1/4で弾く
   この場合力が人差し指に集中し押さえつけそうになるので、
   なるべく人差し指や親指を軽くし、上腕の重みで弾くようにしましょう。

●元1/4で弾く
   この場合は普通にしていると、弓や腕の重みがかかり、弦に圧力がかかり過ぎます。
   無意識に指でつかんで上げてしまいそうになりますが、
   上腕の側筋で腕の重みを持ち上げ、良い音になるまで圧力を軽減しましょう。



ひととおり開放弦で練習できたら、ここからが本番です。
音階またはカイザーなどのエチュードの音を使って同音4回ずつ弾き進めていきましょう
全部弾く必要はありません。程良いところで止めてOKです

※どんな場合でも持ち手を握りすぎたり硬くしたりすると、
音も硬くなり遠くへ響かなくなります。
持ち手は常にやわらかくしておきましょう。


うまく弾けるようになったら、
ロングトーンの練習の弓の返しにレガートを取り入れましょう

レガートを習得すると、フレーズがつながりますし、
アンサンブルなどで同じ音で弓を返す時も静かに返すことができます。
音を楽しみながら練習してみて下さい



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